泥酔して正常な判断ができない客にコンビニのATMで金を引き出させ、飲食料金として受け取ったとして、警視庁は、東京・錦糸町(墨田区)のパブやスナックの経営者ら男女3人と客引きの女4人を準詐欺容疑で逮捕し、17日発表した。錦糸町で同様の被害に遭ったという相談が相次いだため、同庁が警戒していた。
逮捕されたのは、パブやスナックの経営者、吉沢信容疑者(45)=東京都江東区北砂6丁目=ら男女7人。客引きの女4人はいずれも中国籍という。
組織犯罪対策2課によると、7人は昨年11月6日、共謀し、錦糸町のパブやスナックなど計3店舗を訪れた泥酔状態の男性客(43)をコンビニに連れて行き、ATMで41万円を引き出させて飲食料として受け取った疑いがある。
客引きの女が酔って路上を歩いていた男性に声をかけ、吉沢容疑者らが経営する3店舗をはしごさせたといい、1店舗では10分弱の滞在で5万円を請求していたという。
今回の3店舗を巡っては、警視庁が把握しただけで過去2年間に約70件の同種の被害があったという。
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル